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ただ、だまって

君の事を、

静かに、想った。

君は

今、

どこで

何してる?

元気でいるかい?

幸せかい?

不思議だね。

僕は、君のことあまりよく知らないのに、

なのに、

なぜか

君の事、気にしてる。

僕は、

元気だよ。

おかげさまでね。

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この地方には珍しく雪が降った。

それも、ふわふわの綿雪だ。

珍しいものをみた。

車のフロントガラスの向こうの世界で

ふわふわと白い妖精のような綿雪がつぎつぎと

地上に舞い降りてくる。

気がつくと、涙を流していた。

ただでさえ雪で視界が悪いのに

これ以上視界がわるくなったら事故っちゃうじゃないか…

手でぬぐうも…

なぜだろう…

次から次へと

涙はあふれ出す。

声まで出して泣きそうになった。

なんでだろう。

綿雪はぼくのそんな動揺なんて関係なく

ふわふわと振り続ける。

たまらず車から降りて

空を見上げた。

不思議と涙は止まっていた。

あまりの幻想的な世界に、

僕は思わず空に心が吸い込まれそうな間隔に

一瞬だけ、

ほんの一瞬だけだけど

落ちそうになって、

はっと、現実に引き戻された。

セロの、

いとおしく、切ない

その音色に、心まで奪われてしまいそうになる。

君の、その奏でるセロは

なぜ、

いつも泣きそうに歌っているの?

なぜ

一人で

走り続ける?

なぜ、

そんなに辛い顔をして…。

そんな君の音色に

僕は、

心…

いや、

体ごと

持っていかれそうになる。

ここはどこか、

君は誰か。

そして、私は、誰?

ここは夢の中?

夢の中で見る夢こそが現実?

どちらが本当なの?

今、

私の瞳に写っているもの

私の手に触れているもの

私の耳に聞こえているもの

私の肌で感じているもの

すべてが、

すべてが夢の中の幻想?

幻想なのかもしれない。

本当は、

私が夢と呼ぶその世界こそが

現実なのかもしれない。

そもそも

私は、存在していないのかもしれない。

今私が五感で感じ取っているものすべてが

存在せず

誰かが見ている夢のかけらの一つでしかないのかもしれない。

私は存在しないのかもしれない。

私は、きっと存在していない。

哲学を語るつもりはない。

タダ一つ。

私は、存在していない。

だから、

私には、

名前がない。

ガラスよりも、雪の結晶よりも

もっともっと、

もっと、

もっと

繊細で

壊れやすくって

もろくて、

でもすごく

すごくすごく

綺麗で

ずっとそばにおきたい

そんなきれいな、

すごく綺麗な花があるんだ

君に会えたら

いつも名前を優しくそっと呼んであげるんだ

薔薇みたいな優雅な香りなんてないよ

桜みたいに咲き乱れたりはしないよ

君の名前すら知らない人もいるよ

だけど、

だけどだけど、

僕は君が一番好き。

君が一番、

世界で、

この世で

一番、

一番

大好きさ。

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