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光がきらきらとゆらぐカーテンのような、

そんな空の向こう側で

一人、

眠りたいな。

雪が降るのをただただ待っているのは疲れる。

ここから、

ここから歩いて。

歩いて、

いっそのこと、

空の向こう側まで

飛んでいけたのなら、

どんなに良いだろうか…。

どんなに。

一人静かに、

ただただ、

静かに、

静かに、

眠りたい。

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ただ、だまって

君の事を、

静かに、想った。

君は

今、

どこで

何してる?

元気でいるかい?

幸せかい?

不思議だね。

僕は、君のことあまりよく知らないのに、

なのに、

なぜか

君の事、気にしてる。

僕は、

元気だよ。

おかげさまでね。

セロの、

いとおしく、切ない

その音色に、心まで奪われてしまいそうになる。

君の、その奏でるセロは

なぜ、

いつも泣きそうに歌っているの?

なぜ

一人で

走り続ける?

なぜ、

そんなに辛い顔をして…。

そんな君の音色に

僕は、

心…

いや、

体ごと

持っていかれそうになる。

ここはどこか、

君は誰か。

そして、私は、誰?

ここは夢の中?

夢の中で見る夢こそが現実?

どちらが本当なの?

今、

私の瞳に写っているもの

私の手に触れているもの

私の耳に聞こえているもの

私の肌で感じているもの

すべてが、

すべてが夢の中の幻想?

幻想なのかもしれない。

本当は、

私が夢と呼ぶその世界こそが

現実なのかもしれない。

そもそも

私は、存在していないのかもしれない。

今私が五感で感じ取っているものすべてが

存在せず

誰かが見ている夢のかけらの一つでしかないのかもしれない。

私は存在しないのかもしれない。

私は、きっと存在していない。

哲学を語るつもりはない。

タダ一つ。

私は、存在していない。

だから、

私には、

名前がない。

ガラスよりも、雪の結晶よりも

もっともっと、

もっと、

もっと

繊細で

壊れやすくって

もろくて、

でもすごく

すごくすごく

綺麗で

ずっとそばにおきたい

そんなきれいな、

すごく綺麗な花があるんだ

君に会えたら

いつも名前を優しくそっと呼んであげるんだ

薔薇みたいな優雅な香りなんてないよ

桜みたいに咲き乱れたりはしないよ

君の名前すら知らない人もいるよ

だけど、

だけどだけど、

僕は君が一番好き。

君が一番、

世界で、

この世で

一番、

一番

大好きさ。

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