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砂糖菓子のように甘くって

紅茶のように静かに優しい香り

午後の白い光が君の背中できらきらと

踊ってる

静かだね。

小鳥のさえずりしか聞こえないね。

穏やかだね。

君の瞳が、

あまりに綺麗で

思わず吸い込まれてしまいそうだ

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闇の中に立ち、

静かに瞳閉じて夜空を仰いだ。

見えるかい?

見えるだろ?

オリオン座が君の目の前で輝いているのが

ほら、こころの目を開いてごらん。

見えるだろ。

もうすぐ春だね。

オリオンが沈んでいくよ。

だけど、淋しくなんてないよ。

瞳閉じても、ずっと

ずっと、

ほら、

永遠に心の中で輝き続けているんだもん

もしさ、大きくて真っ白な翼が背中にあったら、

素敵だと思わない?

そしたら、

真っ青な空に翼思い切り広げて飛び立つことができるのにね。

でも、ないね。

翼、ないね。

地に足つけて、飛ぶ鳥を恨めしそうに仰いでる、自分しかいないよ。

さて、どうしようかね。

どうしよう。

とりあえず、

歩こうか。

そだね。

とりあえず歩いてみよう。

きっと空からは見えないような

素敵なものが地面にあるかもしれないよ。

だから、

ほら、

とりあえず、歩こう。

壊したのは、私。

壊れたのは、私。

逃げたのも、私。

壊れたおもちゃ、放り投げてそのままにげちゃったのよ。

追いかけてきて欲しくてね。

あなたにね。

ごめん、っていえなくて

不器用に、

また、おもちゃぶつけて逃げた、私。

こころがね、ガラスで出来ていて

手で、そっと覆っただけでも

すぐに

パリン、と音を立てて

割れてしまいそうな、そんな切なさで

いま、いっぱいなんだ。

助けて。

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